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『「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~』 [書籍:『』「」付記]

「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~

「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~

  • 作者: 箱田 忠昭
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2005/11/16
  • メディア: 単行本

前にこのシリーズの「聞き方」の本を紹介したと思います。

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「本を買えども…」 [書籍:『』「」付記]

3月も買っただけでまだ読んでない本が沢山。

ちょっとさらしてみる。そのうち時間があれば書評を書きます。

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『これをマネるだけですらすら書ける手紙・はがき文 ― もう大丈夫!そのまま使える便利な実例集!』 [書籍:『』「」付記]

これをマネるだけですらすら書ける手紙・はがき文 ― もう大丈夫!そのまま使える便利な実例集!

これをマネるだけですらすら書ける手紙・はがき文 ― もう大丈夫!そのまま使える便利な実例集!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/03/16
  • メディア: 文庫

永田メール問題でどうしようもない国会と民主党には、日本の政治を辛抱強く見守っている辛抱強い僕もさすがにげっそりですが、しかしメールや手紙をどうやって書くのかに毎回悩む人は多いのではないかと思います。

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『「できる人」の聞き方&質問テクニック なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣』 [書籍:『』「」付記]

「できる人」の聞き方&質問テクニック --なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣

「できる人」の聞き方&質問テクニック --なぜか、「人に好かれる人」の技術と習慣

  • 作者: 箱田 忠昭
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2006/03/18
  • メディア: 単行本

 

なんか就活するようになると、こういうのが気になります。

というわけで買ってみました。

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『東大生が書いたやさしい経済の教科書』 [書籍:『』「」付記]

東大生が書いたやさしい経済の教科書

東大生が書いたやさしい経済の教科書

  • 作者: 東京大学赤門Economist
  • 出版社/メーカー: インデックスコミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

「やさしい」って書いてあったのにつられて一年前くらいに買った本です。あの頃はまだ経済について「頑張ろう!」なんて考えて、大学院生生活にやる気があったのですが、今は見る影も無く・・・。

今頃になってやっぱり経済は重要、と再認識するようになりまして、本棚に飾られていたのを再び基礎中の基礎から、という気持ちで読みました。

東大の経済学部人が書いたそうで、院生にもなって学部生の書いた本を読むのはなんだか悲しい気分になりますが、「餅は餅屋」ということで教えていただくことにしました。

 

大変分かりやすい良い本です。内容として沢山書いてあるわけではないですが、基本的な概念について教えてくれていて昔受けた授業であっという間に解説されたところで、大事なところが解説されていたので読んでためになりました。

GDP、マネー、インフレ・デフレ、IS-LM分析、等基礎的ですが理解していないと経済学を理解できないものばかり。

個人的に特にいいと思ったのがIS-LM分析の解説です。本書には経済学ができないダメ学生、エン吉、が出てくるのですが、彼がわからないところをちゃんと聞いてくれるので、今までなんとなくで理解してきたものが理解できたような気がします(そのほかにも、

流動性の罠、クラウディング・アウトなど、今一よく分からんかった概念がありましたがやっと十分に理解できました)。

 

ただし、この本を読んだからといって経済が完璧に理解できる、という代物ではありません。あくまで基礎中の基礎、です。しかし、これを読んでさらに一般に出ている経済学の教科書を読めば、より経済学が理解できるのではないか、そんな気にさせてくる本です。

あと、後ろにエン吉と一緒に実際の事例問題を解いていく部分がありますが、これもいいです。

 

経済学に挫折した人、超初心者などにお勧めできる本だと思います。それ以外の人には物足りないかもしれません。


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『人のココロが読める心理分析の本 ― 例えば「不幸自慢」をする人の内面にあるものとは?!』 [書籍:『』「」付記]

人のココロが読める心理分析の ― 例えば「不幸自慢」をする人の内面にあるものとは?!

人のココロが読める心理分析の ― 例えば「不幸自慢」をする人の内面にあるものとは?!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2006/03/16
  • メディア: 文庫

就活に行くときに途中のコンビニでこんな本を買いました。就活で役に立ったらいいなと思ったのですが、それには役立ちませんでした。テキパキ読める本です。

普段何気なくとっている行動、そして発言に潜む深層心理を明らかにする、という本です。読みやすく、かつ「例えばこんな場合」ということでいろんな例が書かれています。

日常によくある行動にこんな意味があるのか、と言うことが指摘されており、言われると「ああ、成る程」と思えるものばかり。

例えば、会議やゼミであの人がどのように座るか、を観察するとその人と自分の距離がつかめる、など身につまされることが多かったです。

特に相手が何を考えているのか、ということを読むためというより、自分が考えていることがこんなところから伝わってしまうのか、という視点から、僕個人的には興味深かったです。

人との良好な関係維持したい人、好きな人の思いを伝えたい人または理解したい人、などなど、自分が意図しないところで相手の気分を害さないようにするための簡単な読み物としてお勧めです。


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『道路の権力』 [書籍:『』「」付記]

道路の権力

道路の権力

  • 作者: 猪瀬 直樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/03/10
  • メディア: 文庫

郵政もメディアにあまりでなくなって久しいですが、もっと久しいのが道路です。あ、道路特定財源の話が出てくることがあるか。

日本政治最大の問題の一つであることに間違いない「道路」。

本書は道路公団民営化委員会にもなって道路利権に立ち向かった猪瀬さん視点の記録というべきものだと思います。文庫版になったので買ってみました。今からあの頃を思い出しながら見ると面白いのかな、と思いました。

もう書評も結構書かれているみたいですが、賛否両論ありますが、どうも読み手の道路公団改革の成果に対する認識がそのままこの本の評価になっていることが多いみたいです。特に否定的意見を感じる方に。この本はそれだけの視点で評価されるべきものではないだろう、と感じました。

僕には道路公団改革の是非、民営化委員会の答申とか、そういうのに評価を下すことはできません。理由は2点あって、1つは道路行政のことがよく、というか殆どわからないことです。マスコミが道路公団を批判してるのは知ってますし、道路政治の実態はひどい、ということは分かります。おそらくですが、道路政治の改革は必要なのだと思います。しかし、どうすべきかはよく分かりません。

2つ目は改革は一日にして成らずということで、改革はするにしても時間がかかります。だから今の段階で、この案(それが良いか悪いかは別として)は成功してないとかいえないと思うのです。それに成熟した社会での政策というのは色々な関与者を経た上で実現されることになります。当然、はじめの原案に対して色々な過程で介入があるものだと思います。そして原案が途中で介入されたことをもってはじめに案を書いた人にたいして批判をするのはフェアではないように思うのです。

そして未だ道路の改革は道半ばです。未来が見えないので色々な評価が出るのは仕方ないでしょう。今の段階での評価というのは、所詮ものの見方に左右されるのだと思います。

一歩前進したことについて、「今まで踏み出せなかった一歩を踏み出した」と評価するのか、「まだまだ手ぬるい」「妥協の産物」「骨抜き」と評価するのか、人それぞれでしょう。

成功か成功でないかは、これからにかかっています。マスコミ、そして僕達の問題は物事の一番盛り上がるところしか見ないということではないかと思います。しかし大事なのははじめの案がどのように実現されていくのか、あるいはされていないのか、までもちゃんと見つめる姿勢だと思います。

 

さて、それはともかくとして本書には評価されるべき点があります。

僕が一番評価するべきと思ったのは、猪瀬さんが道路公団の民営化案を作成する過程を詳しく記述している点で、(猪瀬さんの主観が入っていますが)日本という国で何か物事を変えようとすることがどれだけ難しいか、ということを明らかにしている点だと思います。

道路はまさにその典型例、色々な利権が網の目のように張り巡らされており、一つ動かすだけでどこからか必ず反発が起こります。既得権益を持つものがあらゆる手を使って改革を阻止しようとします。

難しいのは彼らは自らの正義を信じている点であり、更に悪いことに彼らの正義は決して間違っている、とはいえない点です。「国土の均衡ある発展のためにはインフラたる道路は不可欠」というのは別に悪いことではありません。現実には「必ず正しい」という一つの解はありません。色々な正義を実現しなくてはならない。有名な政治学者が「政治とは妥協である」というのは現実の一側面を絶妙に捉えたものであると思います。

更に難しいのは、改革を実現するものは常に少数で戦わなくてはならない、ということです。小泉さんへの国民の支持は高いですが、だからといって現実の政策実現を手伝ってくれるわけではありません。それに引き換え、改革に立ちはだかるのは官僚です。官僚は一人ではありません。組織です。表現は悪いですが、頭を幾らつぶしても死なないのです。うまく組織が機能しているときは良いのですが、腐敗した、硬直した官僚組織というのは最悪ですし、戦わなくてはいけないときには、とてつもなく手ごわい組織です。また組織であるがゆえに誰と叩けばいいのか分かりません。そして一人ひとりは「いい人」が多いのです。

官僚はその分野のエキスパートです。その知識量は半端ではありません。

また、国に関する情報を独占しています。公開されているものも多いですが、秘匿されているものも多いです。

加えて外部の人間には閉鎖的な側面がある、ということもいえると思います。人間誰しも今まで一緒にやってきた仲間とそうでない人には区別をしてしまうものです。

そして腐敗しています。「腐敗しない権力はない」という言葉を実証したわけではないですが、そういうものなのだと思います。

本書で明確に語られているわけではないですが、僕が問題として考えたいのは、最終的に政策を実現するのは官僚以外ありえない、ということです。政策の執行は「行政」が行うのです。そうするといかに官僚を戦おうとも実現段階は官僚がするしかないわけで、ここに官僚が受け入れない案が骨抜きにされてしまいかねない危険性があります。

もちろん監視することはできるでしょうが、膨大な行政全てを監視することはできません。どこかにほころびは生まれるのでしょう。

 

猪瀬さんたち7人の民営化委員の人たちの最大の敵(全ての委員が敵と思っていわけではないでしょうが)はこうした官僚あったといえます。その中で猪瀬さんが民間人でありながら頑張っていることはとても評価できます(はじめに述べたように中身の当否は別として)。

委員会の事務方も官僚とか道路公団の人で、情報の公開とかに非協力的です。出せといっても中々出しません。そして微妙な嫌がらせが多くあります(猪瀬さん視点ですが。猪瀬さんの主観的なところを無視して、事実だけ見ても、書かれている事実がうそでないという前提ですが、ひどいですね。)。粘り強く情報の提供を要請し、情報を出させるようにする。忍耐が要る作業です。

 

それと関連して評価するべきは、猪瀬さんのfacts finding、事実調査というのが大変しっかりしている点です。観念論ではなくミクロの事実をよく分析しています。役人顔負けだったと思います。そしてしっかりした事実の調査を基にして、論理的に官僚、道路公団の職員に詰め寄るのは圧巻ですね。数字をよく調べて、ここの数字は何故こうなるんだ、と問い詰めていく。答えを聞きながら、どさくさにまぎれて議論をずらされていないか、どこをごまかされたのか、ということのチェックをつぶさに行う。本書を見れば猪瀬さんがどこまで突き詰めて議論を行っているのかがわかります。(官僚はごまかすのはうまいですから)

 

論理と事実についての正確かつ緻密な知識、改革を行おうとす者の大きな武器がどのように使われたか、本書はそれを見るための良い教科書になるのではないかと思います。

そこで更に思うのが、それでも尚改革を行うことを難しさです。ここまでやっても玉虫色の表現を使わざるを得ない、抜本的な改革、革命はできないのです。

 

逆に本書にも残念なところがあります。自分の思うことが書いているのは良いですが、文章に主観が入りすぎています。道路公団改革、という重要な問題の、しかも改革にたずさわった人の記録なのですから、もっと客観的な記述にして欲しかったです。そのほうが如何に改革が難しいのか、などの問題を構成に伝えるのに良いように思います。その分読みにくいだろうけど。

どこまでが猪瀬さんの主観なのかがいまいちはっきりしないので、第一級の資料と成りえないのかなぁ、と感じていしまいます。

その意味では悪口も良くないですね。

僕は猪瀬さんのそういうところはどうも・・・。TVとか見てても、喋り方が悪いのか、人を見下した感があります。もう少し大人になられたほうが・・・。

でもこういう人だから、エネルギーがあるのかな?性格のいい人はエネルギーが無くて、改革とかに向かないですから。

 

そういえば『道路の決着』なる本を出すそうです。頑張ってください。


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『国家と外交』田中均&田原総一郎 [書籍:『』「」付記]

国家と外交

国家と外交

  • 作者: 田中 均, 田原 総一朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

田中均といえば知っている人も多いのではないかと思います。

小泉首相の訪朝を実現した外務省のキーパーソンです。その後いろんなところで叩かれる羽目になってしまい、怪しい人に爆弾を送られることも。最近外務省を退官。来年から大学院で外交を教えてくれるそうです。

だから、というわけではないですが、この本を買いました。田中さんが何を語るのか興味があったからです。

田中均と対談するのはこれまたご存知(?)、田原総一郎。

 

結論から述べると大変面白い本だったと思います。

 

まず、田中均という人は外交官なんだなあ、というかこれが外交官なんだなということが分かります。

その発想の出発点は理念とか原則というよりも、現状の認識、日本という国家からくる制約、相手の国制約、そして何が出来るの、ということの分析であるように思いました。元外交官の外交の授業とかこれまで受けてきましたが、現実に政策を行う人にこういうタイプは多いように思いました。

それを判断した上で何をするのが日本の国益になるのか、ということを考えているように感じました。

要は原理原則先に有りきというわけではないでして、その辺がどうもへんな主張する人たちと異なる部分なのではないかと。そして政策責任者なのであろうと思います。

そして外交において重要なものとして、国際環境が刻々と変化する中、物事を実現するための「機会」を逃しては成らない、ということも強調し、それを見逃さないように常に注意する必要がある、ということを主張しています。

北朝鮮との関係で言えば、韓国と北朝鮮の関係が良い、そして米国が北朝鮮を「悪の枢軸」とか言って、相手にしていない。そこで北朝鮮が日本を向く契機が生まれる。そして、日本と北朝鮮の関係を正常化する「機会」が生まれることになります。

そして田中さんが言うのは外務省の上を無視して総理と2人だけで話した、などということは無い、ということです。日本の官僚機構ではそれはできない、といいうことです。よく考えれば新聞に「総理の一日」とかがあるので、上を無視して秘密裏に行動できるわけ無いですよね。

北朝鮮のミスターXと秘密の交渉をしていた、ということも国内で問題とされていましたが、それは現在未だ日本と北朝鮮は交渉が継続しているので明らかにはできない、とのこと。

そして北朝鮮のような独裁国家と交渉するのに重要なのは、誰が金正日に確実にメッセージを持っていけるかである、とのことです。役職が上だからといってそれが確実にできるとは限らないので、所謂クレディビリティチェックを行う必要がある。少しづつ積み重ねていって、ようやく大きな問題を解決できるようになるということです。この辺は情報公開がなされ、役職と権限がかなり一致している民主主義国とは異なるところですね。

こういうことができようになると、(非公式の)交渉が行われることになります。当然問題は「拉致」です。田中さんは率直に書いていますが、拉致を無視して国交正常化等という事はありません。実際田中さんの交渉のエネルギー多くは拉致を認めさせることと謝罪をさせることにありました。

そうなると難しいのは、拉致をどうやって認めさせるか、ということです。外交は相互主義です。如何に相手が国家犯罪を行っていようとも見返りが無ければ、拉致を認めません。強硬派の人は色々言うみたいですが、これは現実で、政策に責任ある立場にいる者なら、一方的な主張だけして終わるわけに行かない。なので拉致に関する交渉がうまくいくと、北朝鮮にも利益があることを説明しながら交渉を進める必要があります。

制裁とか声高に言う人がいますが、それでは北朝鮮との交渉が決裂してしまいます。責任ある政府が軽々に行ってよいものではないと思います。それに現在ではそうでもなくなりましたが90年代とか制裁の後に可能性のある報復措置にたいして日本が何らかの措置が取れるのか、といえばまるで無防備であった、従ってそもそもの問題として日本の法整備を整える必要がありました。

交渉では拉致被害者の情報提供が最大の問題となました。田中さんもプロの外交官ですから安否確認とかもしようとした。しかし北朝鮮にしてみれば簡単にその情報を明かすわけにいかない。そこで交渉は難航します。北朝鮮は猜疑心が強いのでいったん情報を出せばそれ以降の見返りは無いので無いか、ということを疑うわけです。

田中さんは小泉総理にそのように伝えるのですが(伝えていないわけがありません。北朝鮮に言ったらすぐばれるわけですし)、小泉総理は自分が北朝鮮に行って拉致についての情報が分かり、被害者を救えるならば俺は行く、ということでリスクを承知で北朝鮮に行った、というのが実際のシナリオらしいです。

そして報道ではいきなり小泉訪朝になったかのように伝えられていますが、現実には局長級協議、外相会談が行われてから、というように段階を経て行われているもののようです。

あと、小泉訪朝の説明の際に触れていたのが外交には100%の勝利は無い、ということでした。ですので日朝平壌宣言には拉致という文言は入らなかった、代わりに拉致と明確に解釈できる文言が入ることになりました。拉致という文言に拘って席を立つのは簡単ですが、それでは拉致被害者が救えない、この辺のことを考慮して、宣言の文言は考えられた、ということでした。

 

ということで北朝鮮との交渉の過程の話はさすが当事者、ということで大変リアルで面白いものでした。よりリアルにそのときの過程を知りたい方は本書を読んでみるとよいと思います。世間で言われている田中さんへの批判は多くの場合、当てはまっていないのかな、と思いました。

そのほかに北朝鮮との交渉で重要なのは北朝鮮の言っていることをそのまま鵜呑みして踊らされてはいけないということ、検証を必ず行う必要がある、ということです。北は戦術として何でも言ってくる、そこは見誤って行けない、ということです。

核と拉致の問題について。日本は拉致と核を両方とも解決しなければならないという困難な道を模索しています。そして田中さんは日朝平壌宣言とは拉致と核を同時に解決するための枠組みである、というようなことくを言っていた様に思います。

そうすると拉致は現実に照らして単独で解決することが無理な問題であるということが分かるのではないかと思います。日本として拉致が片付いたら核を無視して国交回復するわけにいかず、来たに援助はできない。従って拉致だけの解決は北にとってメリットが無い、ということになる。そして核の問題は日本というよりアメリカが主要な交渉相手になりますが、アメリカとの交渉が中々難しい。北朝鮮にしてみれば、核を解決しても拉致が解決しないと最も期待できる日本の援助はもらえない。

以上のことからしても拉致と核は同時進行にならざるを得ない、ということになると思います。そしてそのための六カ国協議、ということになると思います。

関心をしたのは、良し悪しは別として、そうした説明が一貫しているところではないかと思います。田中さん批判している人の多くは話が一貫していないです。この本を見まして北朝鮮についての問題が整理されたように思います。

加えて、田中さんが、というか日本の外務官僚が日本人の姓名・財産の安全について大変な責任感を持っている、ということを感じれたことも収穫です。あと、小泉総理への見方も少し変わってきます。

よく「正論」とかそっち系の雑誌ので「日本人を守るのは国家の責任で・・・、制裁を!」とか言ってる人がいます。しかし、なんと言うんでしょうか。これこそ評論家的で、日本人の生命に責任を担っていないからこそ言える台詞で、単に自分の気持ちを満足させるためだけに論を発しているようにしか見えないわけで、言ってることは立派なのですが、どうも中身が空虚のように思います。僕から見たら田中さんのほうが日本人の生命・財産に対する保護する責任をもって行動しているように思います。

制裁が絶対ダメ、というわけではないですが。そのためにいくつかの要件を満たす必要あるでしょう。問題解決が遅い→制裁では、ちょっと困ります。

うーん。北朝鮮だけで話が長くなってしまった。一章分の説明しかしていないのに・・・。近いうちに解説を増補したいです。

兎に角も外交において現場、特に修羅場となっている場所で行われていることを知るのに良い一冊では無いか、と思います。最後に言うのもなんですが、この本は僕のつたない書評(or本の一部紹介)より実際に読んでもらうのが良いと思います。

 

はっ、

来年田中さんの授業を受ける予定の僕ですが、実は田原総一郎とも出身校が同じ。世間の批判をそのままにすれば、仮に僕が外交官になったら「売国外交官」ということ?・・・・・・そんなわけ無いか。っていうかないよね。良識ある(つもりの)保守派のつもりなんです(保守派とかそういうレッテルはあまり意味の無いものですけど)。


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