『防衛白書』に漫画版? [書籍:『』「」付記]
防衛白書〈平成17年版〉―日本の防衛 より危機に強い自衛隊を目指して
- 作者:
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2005/08
- メディア: 大型本
『防衛白書』、それは現在の日本の安全保障環境を記し、日本がこれからどのような進路を進むのかということを示す、道程書でもある。
つまり我が国にとって最も厳粛たるべき文書の一つである。
その『防衛白書』の漫画版が出版されてました。
たしかに、今は防衛についても国民の理解を求めることを大事です。分かりやすく漫画で政治を論じる、今までに無い手法ではありません。
しかし…
え?
これは無いでしょ?
確かに今の世の中『萌え』ブームなのかもしれません。
でもだからといって防衛庁がそれに乗ること無いじゃないですか。
防衛ですよ、防衛。我が国の
漫画使うのはいいですが、なんというかもう少し硬派な方がいいんじゃないかなー、って思うんですけど…
確かに中身はまあまあ分かりやすくていいと思いますよ。日本も頑張ってるなあ、なんてことも思えるくらいしっかりしているように思います。
でも、「より危機に強い自衛隊を目指して」なんて書いてますが、
その隣に女の子のかわいい絵では…、逆に日本の防衛に危機感を感じてしまうのは僕だけですか?
そもそも日本人のどの層を対象に作っているのでしょうか?いずれにせよこれまで防衛白書を読んでなかった層を開拓できるのは間違いないでしょうから、意義のある作業かもしれません。
もしかしたらこれは『防衛白書』の解説本だけど政府・防衛庁は一切関わっていないのでは、なんてことも考えてみました。
でも、だめでした。
ばっちり協力しちゃってます。
防衛庁の皆さん、
ホントにいいんですか?
信じても良いんですよね?
因みにはじめは薄っぺらい本でバーコードも無かったので配布物でタダだと思ったらばっちり350円取られました。そんなわけないですね。
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