tru calling [Movie TV:DVD Video]
最近借りているDVDその2です。
tru callingの今吹き替え版がTV東京系列でやってる最中ですが、時間の都合とか、英語が聞きたいとかあってDVDを借りてみています。
内容としてはモルグ(死体置き場)で働く主人公のtru(トゥルー)が死体に「help me」など呼びかけられ、その日一日を再び「やり直し」、死ぬ予定の人を助ける、とものです。
アメリカのドラマの面白いものはほんとにしっかり作られてますね。一時間ドラマにしっかり内容を詰めながらも複雑にしすぎないための構成の工夫が伝わります。無駄なく、テンポ良く、しかも濃いドラマに仕上がっていると思います。アメリカ人のこういう才能は日本のドラマ製作者にもしっかり学んで欲しいところです。
死体に呼びかけられて一日をやり直す、という単純(?)な設定ですが、この設定がうまく使われており、マンネリ感は感じません。いつも最後までどんでん返しの連続(最近それに慣れてしまった気もしますが、そこはお約束)で、最後までどきどきさせてくれます。
構成だけでなく、キャラも良く出来ているように思います。しかしトゥルーの周りにはだめ人間しかいないなぁ。弟のハリソンは女好きのギャンブル凶、姉はドラッグ中毒、上司のデイビスは人との会話が苦手で、話と思ったら解剖の話だけ。同僚はいい男なんですがトゥルーが一日をやり直すたびにうまくいかなくなる。こういうキャラがいい感じに物語を引き立てています。特にハリソンとデイビスは笑いのエッセンスをドラマに入れてくれる欠かせないやつらです。
今、10巻(1巻2話)まで見たのですが、ついにトゥルーに敵が現れました。トゥルーが死ぬはずだった命を救うものだとすれば、敵は死ぬべき人間を死ぬべきときに死なして秩序を維持しようとする者、ということらしいです。なんか設定だけ聞いたら日本のB級SF漫画みたいな敵ですが…。10巻から敵が出てきてどうするんだろ、まだまだ続くということか…、楽しみだ。
ということで、面白いので是非見てみてください。
日本語の字幕を使っていながら言うのもなんですが、字幕の日本語訳をもっとうまくしてくれんかのー。
コメント 0