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月刊石原慎太郎 [ネタ]

部屋の掃除をしていたら出てきました。あぁ、あの頃が懐かしいです。


月刊石原慎太郎

月刊石原慎太郎

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マガジン・マガジン
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本

かなり前の本、というか雑誌です。

簡単に説明すると、石原慎太郎の魅力を語りつくす、というものです。

 

が、どこからみても完全にネタ本です。

 

確かに最初の編集者福田和也との対談こそまじめにやってるみたいですが、そのまじめそうに見える(本人的に、という意味ですが)対談も色の使い方とか、下の脚注におけるチャチャ入れとかで、笑いにしか見えません。

そのほかに、石原慎太郎の生き様を見る石原史、石原都政をかたる石原新聞、戦友の紹介、とか企画盛りだくさんです。テリー伊藤も推薦してます。

が、全部笑いを取りに行ってます。なかでも石原新聞は昔読んだとき腹がよじれました。100%ウソしかいてません。広告にもネタを散りばめるんなど手が込んでるなど秀逸です。

 

一番笑激だったのは最後のほうにある「石原幕府」待望論。

その趣旨をまとめると、

この国には精神の構造改革が必要である。それが果たされれば小泉構造改革の必要性は半減する。

 

 >ふーん。

 

この作業は困難を極めるので議会制民主主義では不可能であり、石原新党でも生ぬるい。今こそ主権者たる国民は大政を奉還し、将軍宣下の詔を待とうではないか。

 

 >え!?

 

今日本に必要なのはチンケな利権ではなく、麗しい権力である。

 

 >意味が分かりません。

 

また、幕閣もそうそうたるメンバーが。今では懐かしい人もいます。主要なところを紹介すると。

征夷大将軍:石原慎太郎…苦手な多数派工作も不要な問答無用の最高権力者

大老:中曽根康弘…さすが大勲位

老中:小泉純一郎…ミニ石原慎太郎呼ばわりです

   亀井静香 …汚れ役も引き受ける漢として登場。今元気かな?

   野中広務 …権力への執着を捨て愛国に開眼したとか…

   小沢一郎 …石原将軍の著作を読み猛省したそうです

   平沼赳夫

大番頭:阿部晋三…中国にズバッといえます

大目付:西村眞悟…尖閣諸島に上陸したことや、核武装発言が評価

マスコミ奉行:浜田幸一…亡国のマスコミには殴る蹴るで対応

文化奉行:テリー伊藤

米国所司代:デーブ・スペクター…駄洒落で米国を混乱させる

 

>突っ込みどころが多すぎて対処し切れません。

 

というか都知事は何故この本の企画に乗ったんでしょう?意外とお茶目なのか?

僕はネタだと思っていたんですが、国民新党の例を見ると、もしかして皆結構まじめに企画していたんじゃないかと思えてきます。大丈夫なのか、政治家?

 

もう絶版だと思っていたら、アマゾンで取り寄せ可能でした。石原将軍を崇拝する人、石原将軍について知識があり笑いを求める人、にお勧めです。


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