『殺人方程式』 [書籍:『』「」付記]
推理小説です。読みやすかったです。面白いと思います。ただ、アガサクリスティなどの本格推理で鍛えられている僕が見ると、なんかだめなところが目に付いてしまうんですねー。日本の推理作家を信用してないのかな?
トリックまで述べるわけにはいきませんが、話を要約すると、あやしい宗教の教祖が「おこもり」をしている最中に、何故か隣の市の息子が住んでいるマンションの屋上で東部と左腕が切り落とされた状態で発見されます。一見不可能犯罪に思えるこの犯罪がどのように行われのたのか?というかんじのお話です
中々こった作品だと思います。推理が出来るので、それすらできない粗悪品の推理小説なんかよりもいい出来だと思います。
ただ、ちょっと登場人物が生かしきれていないかな。タイトルにちなんだトリックが出てきてそれなりに納得できますが、懲り過ぎかな、という印象がします。それにタイトルにするならば、もう少し「方程式」を作品全体に絡ませるべきでしょう。
後半一気に解決しすぎてしまうのもどうなかなーと。
というわけで普段の書評よりも厳しい評価です。
はじめまして。
綾辻行人さんのことを書かれていたので、コメントさせて貰いました。
この作品はまだ読んでいないのですが、この投稿を読ませて貰って、早速読んでみようと思いました。
綾辻行人さんの作品は、ミステリーと心理ホラーの中間のような作品もありますから、一概に推理!って言い切れない部分はありますよね。
何冊も読むと、それが味になるんですがw
と、ついついコメントしてしまいました。
乱文申し訳ありません。失礼しました。
by Juggler_with_words (2006-02-28 09:40)
はじめまして。
コメントありがとうございます。書評なんてえらそうなものを書きましたが、綾辻さんのことはあまり詳しくありません。トリックとか論理性を追求する推理が好きなものとして、煽りとタイトル見て読みました。有名な人だということは知っていたので。
by mof (2006-03-02 22:26)