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「Q.E.D.-証明終了」 [書籍:『』「」付記]

Q.E.D.―証明終了 (1)

Q.E.D.―証明終了 (1)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: コミック

 

 最近(というか数年来)僕が一番好きな推理漫画です。

 Q.E.D.というのは数学の証明が終了したときに、よく使われるもので、証明終了、という意味があります。まだ読んだことないですが、エラリィ・クイーンの推理小説で、推理が終わったときに使われる決め台詞らしいです。

 あらすじとしては米国のMITを卒業した主人公、燈馬 走が何故か日本の高校に入学し、同級生のヒロイン水原 加奈とともに、いろんな事件を解決していく(というか水原さんによって無理やり事件に巻き込まれることが多いですが…)、という内容です。

 MIT出身の主人公、またQ.E.D.というタイトルをもったこの漫画は、数理的、というか、論理的な推理漫画となっています。また、内容も推理に焦点をあてており、余計な物語がほとんど入っておりません。従って、推理自体を楽しみたい方には楽しんでいただけると思います。

 どこかの紹介にコナンとか金田一に飽きた方にお勧め、と書いてましたが、自分もまさにそんな経緯でこの漫画を購入してます。

 作品途中にQ.E.D.の文字が出てきたら推理の開始です。そして推理の根拠はほとんどの場合、ちゃんとそれまでの内容の中に入っています。どこかの「なるほどね」とか言って、探偵だけ情報を手に入れ、推理のときにそれを出す、どこかの推理ものとは違います。その意味ではフェアな作品とも言えます(これもこの漫画のいいところです)。ですから、推理が行われているときに「ああ、そうか」と思うことができるのではないかと思います。

 また、先ほど推理に集中させてくれるといいましたが、だかといって物語がないわけではなく、推理の邪魔にならないように工夫しながら存在してますし、物語の合い間に出てくる、燈馬君と水原さんの掛け合い漫才、とか、小ネタも面白いです。

 この漫画は推理漫画なので、ネタばれ防止の観点から詳細に中身の検討をすることはしませんが、興味をもたれた方に是非読んで欲しいな、思う作品です。

 現在21巻まで続いており、もうすぐ22巻が出ます。あと、最近、作者がC.M.B.という漫画をはじめました(月マガ)。同じく推理漫画で、似たところも多いので、どちらかが気に入った方はもう片方も気に入っていただける気がします。


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Youkimu

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by Youkimu (2006-01-13 02:44) 

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