So-net無料ブログ作成

憲法9条改正と近隣諸国 [国際法・国際関係]

当方まだまだ未熟ゆえにまだまだ意見を述べるのには慎重を期したいのですが、今回は思うところあってちょっと書いてみようかと・・・

あまり纏まってませんし、言葉足らずの部分も多いと思いますが、やさしく見てやってください。


世の中、ちゃんと言葉を使わないと困ったことになるのだと思います。自分の得手勝手な意見に合わせて自分の嫌いな人の意見を曲解することになるのです。

何が言いたいかというと、憲法9条の問題です。

現在僕自身どうあるべきなのか、というと答えは出ないのですが、しかし現在の段階でいえることがあります。

憲法9条改正問題は近隣諸国の意見を聞くのは当然であろう、ということです。

 

最近、福田元官房長官がそういう趣旨の発言をしていました。何故か知らないですが、それを見た一部の人が福田さんを「中国韓国の言いなりになるのか?」と売国奴みたい批判してました。しょうもない意見だと思います。

なるほど、安全保障の問題は日本が決めるものです。僕もこれを否定するつもりは全くありません。

しかし、それと近隣諸国、韓国や中国ですが、の意見を聞くのは相反するものではありません。彼らの意見(他にも考えることはあると思いますが)考慮しながら日本として主体的に考えるのが正しいプロセスのはずです。「意見を聞く」即ち「従う」という等式はおそらく福田さんの意図と全く異なるものであり、曲解も甚だしい、と思います。

(誤解の内容に言うと、僕は福田さんに首相になって欲しいとかそんなこと考えてません。僕は寧ろ福田さんにはもっと官房長官をやってて欲しいです。)

そもそも安全保障と言う場合、自分の国が安全になることを確保するためなので、自分が安全になるように するものだと思うのです。

それで自国の安全保障環境を不安定にするものではないのだと思います。だとすれば憲法9条改正したら、どのような影響を周囲の国際環境に与えるのか、ということは当然考慮するものなのです。

安全保障はその相手方がいる性質のものです。国際関係に属する問題です。つまり議論するときには周囲の国際状況を踏まえて、どのように影響を及ぼすのかは考えるのです。

この意味で相手の意見を考慮するのは当たり前なのだと思います。これを弱腰だとか、相手の言いなりと捉えるの意見は、ちょっと頭が痛くなります。

日本が憲法を改正して何をしたいのか、何をするのか、ということ、これを考えるべきでしょう。たとえば平和維持活動をしたい、ということであればそれはそれでよいのだと思います。確かに現行憲法下においては、できないこともないでしょうが、自衛隊の平和維持活動への参加は難しいのだと思います。

 しかし何をやりたいのか、それはさておいて憲法を改正したい、ということであればどうなのかな、と思います。政府は一応考えていると信じてますけどどうなんでしょう。

 それと同時に考えるべきは周辺国の反応。日本が防衛力強化を果たして、周辺諸国がそれを警戒して、軍備強化に走る、ということがあるのであれば、自国の安全のため、という目的には資さないのではないのかな、と思います。

無論、プロパガンタの問題があります。つまり実際問題と関係なく単に日本に軍事力を持たしたくない、という理由から過剰な喧伝を行うことです。しかし、近隣諸国の言っていることをすべてこうした種類のものだというように理解してはいけないと思います。

日本は世界有数の軍事費を持つ国なのです。その規模を理解するべきだと思います。また、やはり過去の歴史の記憶、というのは忘れるのに時間がかかるのか、と思います。恐らく核以外の戦力なら中国軍を撃退できます。

こういう状況下で信頼醸成をはかり、日本の国益により資するような情勢を作っていくこと、これが必要だと思います。

こんなこといったら、歴史がある限り憲法改正できないじゃないか、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、物事はどうするのかという「決定」に関する問題に加えて、これをどのように行うのか、という問題があります。仮に完全には中国とか韓国の不安を解消することができなくても、必要があるのであれば、憲法改正もやるべきでしょう。しかし、予想される悪い反応を無視しても行う、ということではなく、予想される悪い反応を可能な限り極小化することも考えなくてはいけません。

日米同盟、憲法9条は東アジアの相互不信を押さえ込むための「ビンのふた」である、つまり、この二つの装置があることによって、東アジアの国はお互いの不信をそこまで高めずにすんでいる、ということがいわれます。朝鮮と中国だけかは別としても日本が軍事的力を強めることにたいしてはやはり警戒感があるのだと思います。

それは相手がちゃんと日本のことを等身大に伝えてないからであり、反日的な教育のせいである、という方もいらっしゃるでしょう。しかし、いずれにせよ脅威は持たれているのであり、この情勢をどうするか、ということは考えなくていけないのかな、と思います。相手がけしからんことをやっていて、こちらは正当なことをやっているのだ、という論理は妥当性はあると思いますが、現実政治をそうした正しさだけで行動するべきではないでしょう。

ところで、日本の憲法改正に関連して、中国・韓国の意見を聞くのみならず、理解してもらう必要があるのか、ということがあります。

これも内政干渉論とか、そんな問題で片付けるべき問題ではありません。

たとえばドイツでは再軍備の話ではないですがドイツ統一のときにフランスが反対しました。統一されたドイツが中原に再結成されることはフランスの恐怖を刈りたてるものだったからです。そこでコール独首相はミッテラン仏大統領と会談して、さまざまな条件を履行することを約束してドイツ統一を果たしたのです。ドイツ統一を安定的に果たすにはフランスの承諾が必要である、というコール首相の政治的判断によるものでした。

つまり冷戦も終了に近づき、ECで長い間信頼醸成を図ってきたフランスとドイツですら戦後40年以上たって不信がぬぐえなかったのです。それを考えれば中国韓国とかが日本に対して不信を持つことになってもやむをえないのではないでしょうか。

そしてできうることなら自国の安全保障のためにもこうした国の理解を得ることは望ましいというのは当たり前だと思います。

自国について少しでも理解してもらったほうが、自国について警戒しかしていないよりましに決まってるじゃないですか。

 憲法改正するならば、これを機に戦略対話を行うためのイニチアチブを日本で取ってみてはどうかな、と思います。つまりあまりごねて反対ばかりしていると日本も堪忍袋の緒が切れる、それよりも一緒に東アジア安全保障のために対話を果たしたほうがよいのではないか、ということを呼びかけるのもひとつの案だろうと思います(現状を見るといきなりそういうことをするのは難しそうですが)。

戦略対話、なんと名づけてもいいですが、こういうことは日本の行動を制約するものになると思いますが、同時に中国韓国を枠にはめることになります。そのなかでは米国も当然絡んでもらう必要があると思いますが。

 

自分でも何を書いているのかよくわからんようになって来ましたが、あまり感情的な議論をしないでほしいなぁ、と思います。


nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 7

こんばんわ。最近はニュースから遠ざかっていて、的外れなこと書いてしまうと思いますが・・・。私はそもそも憲法の「自衛隊は軍隊ではない」ってところが気にくわないですが・・・と、これも感情的ですかね。
他国の理解を得る事は必要だと思います。無理に進めても、本当に大事なときに協力してもらえるだろうか。信頼関係、大事だと思います。
by (2006-03-29 20:30) 

mof

こんばんわ。客観的に見れば自衛隊は軍隊です。国際的にもそう思われてますし、日本人にもそう思っている人が多いと思います。
自衛隊は軍隊ではない、というのは憲法上、政治上のレトリックです。これをどうみるか、だと思います。殆どの人が変だと思っていると思います。
そもそもこうしたレトリックができた歴史的事情は冷戦の中変化する国際関係の中やむをえなかったものだと思います。ですから昔を批判してもしょうがないでしょう。ただ忘れてはならないのは、当時の再軍備せず、経済優先はその後の日本の繁栄に資している、という意味で正解だった、ということです。
そして現在ですが、冷戦も終わり、当時の変なレトリックが益々歪になっている、ということです。変だ、と思うことは大事なことで、変なことというのはやはり制度の運用上無理なところが出てくるのだと思います。それを放ってよいか、と言えば直したほうが良い、というのは自然なことと思います。
逆に自衛隊は軍隊ではない、というレトリックが日本の国益にどれくらい貢献しているのか、ということも考える必要があるでしょう。

9条の悪い点や、改正の良い点、そうしたものだけを考えるだけでは良くないのだと思います。その意味で憲法9条の果たした役割を客観的に日本の国益という観点から見つめなおす必要があるのだと思います。
by mof (2006-03-29 22:08) 

fooljoker

はじめまして。
中国や韓国は、もっとしたたかだと思います。
2国とも日本が交戦権がない事を知っているから、中国は領空侵犯・領海侵犯を繰り返し、韓国は竹島を実効支配しています。日本以外なら明らかな侵略行為です。
中国の対日戦略は確か70年代に出されたものですが、日本国内で中国に対し謝罪意識を持たせアジアでの地位を引き下げ無力化するロビー活動をせよというものです(ソースは覚えてないので、すいません)
韓国・北朝鮮は在日の市民団体・企業を使い、世論操作する事です。
平和が1番だと思いますが、日本人と同じ感覚で他国を見ない方がいいと思います。
もし気分を害されたら削除してください。失礼します。
by fooljoker (2006-03-31 02:02) 

mof

こんにちは。コメントありがとうございます。
僕がここで述べているのは憲法9条改正を行うにせよ、行わないにせよ、メリット・デメリットをそれぞれ分析してしていくべきである、ということです。
そして、僕は韓国・北朝鮮・中国をそこまで極端に見ることは反対ですが、韓国・北朝鮮・中国にそういう面があることをまったく否定するつもりもありません。
そして日本の地位を下げようとする諸活動があることとだから憲法改正をする、ということは繋がらないように思います。あんまりすっきりした意見は出にくいのでしょうが、あくまで「考慮する」ということにとどまるものであると思います。あと、ご指摘の活動があるとということは、それがどの程度意識的に行われているかは別として、僕としては外交や国民の活動でまずは対処する必要があるのではないのかな、と思います。
誤解を与えたのかもしれないのですが、憲法改正がありえないとは僕も思いません。
by mof (2006-03-31 22:52) 

fooljoker

ご返答ありがとうございます。
もし中国の対日工作に興味があるのでしたら下記を見てください。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H10/1005/100535hashimoto.html
それかグーグルで「橋本首相 中国公安」で検索すると実体が少し見えてくると思います。
by fooljoker (2006-04-01 14:31) 

mof

情報有難うございます。興味深く拝見させていただきました。情報ソースがワイドショーや週刊誌と同じくらいのレベルのもののように感じられますが、どんなものなのでしょう。
こういうことが無いといいませんが、実体が明らかになる種類のものでは無いように思いました。
まぁ、この記事で問題としている軍事力の問題には「直接は」つながらないのかぁ、と思います。もっとも、もしご指摘の点が事実であれば、政府の人間としては行動に注意をしなくてはいけないと思いますが。
by mof (2006-04-02 03:05) 

fooljoker

安全保障に触れてらしたので書き込みさせて頂きました。相手国のやり方を知る事も大切だと思いまして。
確かに週刊誌レベルと言われるとつらいのですが大手メディアと中国の間に結ばれてる協定(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%8D%94%E5%AE%9A)があるので中国批判の記事は残念ながら一般メディアにのる事はありません。
自分も疑ってる部分がありましたが中国の反日工作で「日本を売る事は出来ません」といって自殺した人が最近出て外務省が中国に抗議をはじめました。日中関係が変わろうとしてる気がします。(上海総領事館員自殺問題です。最近なのでグーグルで一般紙の記事も探せると思います)
プログ主さんは柔軟な考えを持ってらっしゃる気がしましたので話をしたかったっていうのが正直な気持ちです。
ついでなので韓国関連のも1つのせていきます。
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html
また機会がありましたら立ち寄らせてください。失礼します。
by fooljoker (2006-04-02 15:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

この広告は180日新規投稿のないブログに表示されます